新型コロナウイルスによる感染者が広がる中、京都府乙訓地域で現地へ支援物資を送る動きが始まっている。交流のある中国の自治体からの連絡を受け、向日、長岡京の両市が準備を進めている。
 向日市は、友好交流都市の杭州市から1月27日に要請を受けた。現地では、防護服などの物品が手に入りにくい状況だという。中国国内の死者は今月4日までに420人以上となるなど、支援の緊急性が高いと判断。向日市は備蓄している防護服やゴーグルなどの一式を99セットのほか、マスク2万8千枚を送付することにした。
 4日から現地へ届ける作業を始めた。市は「感染予防対策として、少しでも役立ててもらえたら」としている。
 長岡京市にも、友好都市の寧波市から3日までに相談があったという。マスクや防護服を送る方向で調整しており、数量や方法について協議をしている。

2020年2月6日 10:11
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