https://www.jiji.com/jc/article?k=2020020600927&;g=eco

6日の東京株式市場は、海外株高や為替の円安を好感し、日経平均株価の終値が
前日比554円03銭高の2万3873円59銭と大幅に3日続伸した。
新型肺炎の混乱拡大懸念が後退し、幅広い銘柄が買われた。
 
英国や中国で「新型コロナウイルス治療薬の開発に進展があった」などと報じられ、
5日の米国株が急伸。この流れに乗り、東京市場も取引開始直後から全面高となった。
その後も、上海や香港株の上昇に合わせて買いが継続。日経平均の上げ幅は一時
675円に広がり、新型肺炎を背景に下落する直前の2万4000円にあと4円強に迫る場面があった。
 
中国が対米報復関税の一部税率を14日から引き下げると発表。トヨタ自動車が2020年3月期の
利益予想を上方修正したことも投資意欲を刺激した。市場関係者は「新型肺炎に対する不安感は
いったん和らぎ、今後は世界の景気や企業業績にどのような影響があったのかを見極める段階になる」
(大手証券)と話していた。