静岡県伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で、放し飼いで展示されていたリスザル12匹が1月から相次いで行方不明になっている。同園は盗まれた可能性があるとして、放し飼いを中止にした。ホームページで情報提供を呼びかけており、解決に直結する有力情報には上限100万円の謝礼金を支払うとしている。

 同園によると、リスザルは体重約1キロの小型のサル。飼育する46匹のうち25匹が園内で放し飼いにされ、カピバラ、クジャクと並んで来園客の人気が高い。1月19日と21〜23日に1〜5匹ずつ、いずれも前日夕方いたサルが朝になるといなくなっていた。

 園の外周には電気柵と防犯カメラが設置されており、夜間に逃げたり、外敵が侵入して襲われたりした形跡はなかったという。静岡県警伊東署に相談している。

 同園の広報担当者は「リスザルは賢いので、安全で餌がある園内から(自発的に)出ていくことは考えられない」と話している。情報提供は同園へ。【梁川淑広】

毎日新聞2020年2月7日 21時59分(最終更新 2月7日 21時59分)
https://mainichi.jp/articles/20200207/k00/00m/040/445000c
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/02/07/20200207k0000m040447000p/0c8.jpg