赤羽一嘉国土交通相は10日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月に日本に寄港予定だった外国クルーズ船14隻のうち13隻の寄港が中止となったと明らかにした。航空でも日本と中国を結ぶ定期旅客便が、感染拡大前の計画と比べて約6割減少したという。

国交省によると、日本への入港を予定していた香港発のクルーズ船「ウエステルダム号」と台湾発のクルーズ船「スーパースターアクエリアス号」に対し、入港しないよう要請。寄港が中止となった。2月にはこのほか、日本船2隻と外国船1隻の寄港が予定されている。

赤羽氏は「経営状況が悪化するとの宿泊業者などの声もある。(政府で検討中の)緊急対策で必要な措置を検討する」と述べた。

2020/2/10 11:06
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55446780Q0A210C2EAF000/