02月10日 17時23分
中国の湖北省武漢からチャーター機で帰国し千葉県のホテルに滞在している人たちの再検査が、11日の午前から行われることになり、陰性であれば12日以降帰宅する見通しです。

新型コロナウイルスをめぐり、中国の湖北省武漢からチャーター機の第1便で先月29日に帰国し、千葉県勝浦市のホテルに滞在している170人あまりの人たちについて、再検査が11日の午前9時ごろから行われることになりました。
現場で対応している国の職員によりますと、保健所や民間の医療機関のスタッフが部屋を回って滞在者から検体を集めたうえ、国や県の施設などに輸送して検査を行う方針だということです。
結果は、早ければ12日にも出る見通しで、陰性だった場合その日のうちにも帰宅できるよう準備を整えたいとしています。
一方で、多くの滞在者は今月13日の帰宅を希望しているということで、国は帰宅を希望する日時を取りまとめたうえ、送りのバスを手配することにしています。
現場で対応する内閣官房の山口英樹内閣審議官は、「検査が終わり次第可能な限り早く帰宅できるよう調整を進めたい」と話していました。

チャーター機で帰国した人たちが滞在する千葉県勝浦市のホテルには、地元の人から千羽鶴や応援のメッセージが届けられ、滞在者からは感謝の声があがっているということです。
千葉県勝浦市のホテルには中国の湖北省武漢から先月29日にチャーター機で帰国した170人あまりが滞在しています。
現場で対応にあたる国の職員によりますと、滞在から10日以上が経過するなかで、ホテルには地元の人たちから折り鶴や応援のメッセージが届けられているということです。
こうした支援に対して滞在者からは「涙が出た」とか「大変感謝しています」といった感想が寄せられているということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200210/1000043863.html