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罰として生徒50人の髪切った校長、停職処分に バングラデシュ
2020年2月11日 18:43 
発信地:ダッカ/バングラデシュ [ バングラデシュ アジア・オセアニア ]


【2月11日 AFP】バングラデシュの警察は10日、規律に従わせるために生徒約50人の頭髪を切った高校の校長が、停職処分を受けたと明らかにした。地元では校長への抗議の声が上がっていた。

 地元警察官によると、西部の町にある高校の校長(60)が9日午後、散髪用のはさみで男子生徒らの髪を切り始め、生徒がパニック状態になったという。警官はAFPに対し、「校長ははさみを無作為に走らせた。生徒約50人の髪を切った。複数の生徒が混乱時に負傷したと話している」と語った。


 また、校長は「保守的な気質」の持ち主で、規律違反である「長髪」のままでいた生徒らを罰することを目的としていたという。

 これを受けて町では抗議活動が行われ、生徒や保護者、地元住民ら数百人が高校の校庭に集合し、校長に対する措置を要求。生徒らが町の行政官に正式に苦情を申し立て、校長は停職処分を受けた。

 アンワル・パルベス(Anwar Parvez)行政官は、調査を行うために3人から成る委員会を設置したと述べた。(c)AFP