辺野古 民間の地盤調査データ 設計変更には反映せず 防衛相
2020年2月12日 20時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200212/k10012282841000.html

河野防衛大臣は、衆議院予算委員会の集中審議で、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、民間業者が行った調査で得られたデータから、これまでの政府の説明よりも深い場所に軟弱地盤があるのではないかとただされたのに対し、調査は地盤の強度を調べるためのものではないとして、設計変更には反映させない考えを示しました。

アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、共産党の赤嶺政賢氏は、12日の衆議院予算委員会の集中審議で、民間業者が行った調査で得られたデータから政府が水深70メートルまでとしていた軟弱地盤がさらに深いところまであるのではないかとただしました。

これに対し、河野防衛大臣は、この調査は地盤の強度ではなく、土の種類を調べるために行ったものだとしたうえで「データは、受注者が船上において簡易な方法で行って得られたものだ。国土交通省が監修する基準でも、土の強度を測るための試験として認められていない」と述べました。

そのうえで、河野大臣は、政府が沖縄県に申請することにしている埋め立て工事の設計変更にはデータは反映させない考えを示しました。