※統一21

米国の放送局の記者が仁川(インチョン)国際空港の新型コロナウイルス感染症対策の管理を賞賛した映像がソーシャルメディア(SNS)で話題だ。ABCのボブ・ウッドラフ記者は先月末、中国武漢から出発して仁川空港に入る様子を撮影した。映像は55秒に編集された。

ウッドラフ記者は中国・武漢空港を出発し、「中国現地の団体観光客の搭乗は禁止された」と説明した。出国審査を終えて飛行機に乗った記者は「すべての乗客がマスクを着用している」と内部の様子を見せた。仁川空港の到着ロビーの動画には空港関係者が乗客の体温を測る様子などが映っている。ウッドラフ記者は「(乗客は)ウェットティッシュをもらい、肌を清潔に拭くことができた」と語った。記者が手に取ったウェットティッシュには疾病管理本部コールセンターの番号「1339」が書かれていた。空港の清掃員が空港内の水平型エスカレーターの手すりを掃除する様子も見られる。ウッドラフ記者は「彼らはすべてを拭いている。人々の手がどこに触れようと、確実に消毒されることを願っているようだ」と紹介した。

ABC放送は先月22日、動画を同社のソーシャルメディアなどで公開した。タイ語話者のユーザーが仁川空港の動画をツイッターに上げると新型コロナの憂慮が大きいアジアを中心に注目を浴びた。このユーザーは「タイでもこのような様子が見たい」と書いた。

仁川空港は先月24日、感染症緊急対策本部を稼動し、空港施設の消毒・防疫など衛生管理を強化した。空港側は旅客施設・到着ロビー・出発ロビーなどを1日3回ずつ消毒し、電動車のハンドルなどは1日4回に消毒回数をさらに増やしたと説明した。また、中国発の航空機で到着したすべての乗客にマスクと手の消毒剤など衛生用品を配っている。

2/11(火) 15:02
中央日報日本語版
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