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武漢の新型肺炎感染者「最大9万人」論文の衝撃
政府発表の約3倍、中国全土で最大14万人とも
2020年02月16日
財新編集部

新型コロナウイルスの感染者が増え続ける中、中国政府の公式発表に”異議”を唱える論文が登場。現地の独立系メディア「財新」の記者が徹底分析した。

武漢には一体どれだけの新型コロナウイルス感染者がいるのか――。

医学関連の査読前論文プラットフォーム「medRxiv」で2月10日に発表された論文によると、2月9日までに武漢市内の感染者は、控えめに見積もっても5万4000人、最大で9万人に達しており、湖北省の武漢以外の都市の感染者は2万1000人に上るという。

2月13日の湖北省衛生健康委員会の通達によると、2月12日までに同省で報告された感染者は4万8206人(内1万3332人は臨床診断による)。その内、武漢市の感染者は3万2994人(内1万2364人は臨床診断)だ。

論文著者は中国の教授とアメリカの博士

中央政府から武漢に派遣された指導小組(グループ)の副組長であり、治安・司法部門を統括する中央政法委員会の秘書長(事務局長)である陳一新氏は2月12日、「武漢の感染状況の不確定さを、はっきりと認識しなければならない」と指摘した。

武漢の感染者数は未だ明確になっておらず、拡散規模についても比較的正確な予測がなされていない。関係各所の推計では、武漢の潜在的な感染者数は発表されているものよりも多いとされている。
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