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内戦続くシリア 国内避難民80万人超に 寒さで命落とす子も
2020年2月17日 4時52分シリア内戦

内戦が続くシリアでは、反政府勢力の最後の拠点に対しアサド政権が攻勢を強め、激しい戦闘が続いています。国連は、家を追われた国内避難民が80万人を超え、厳しい寒さのもと過酷な状況に置かれ命の危険にさらされていると警鐘を鳴らしています。

シリアでは、反政府勢力の最後の拠点、北西部のイドリブ県や隣のアレッポ県に対し、アサド政権と後ろ盾のロシアが攻勢を強めていて、反政府勢力や、支援する隣国のトルコ軍との間で激しい戦闘が続いています。

国連は、戦闘が激化した去年12月からの2か月半で、家を追われた国内避難民が80万人を超えたとしています。

しかし、支援体制が追いつかず、木の下など屋外での避難を余儀なくされている人は、避難民の10人に1人にあたるおよそ8万2000人に上るとしています。

現地では夜になると気温はマイナス10度近くまで下がり、先週末には雪が降るなど厳しい寒さに見舞われ、命を落とす子どもも出ています。

国連は早急な停戦を求めていますが、戦闘は激しくなる一方で、事態が収束できる見通しは立っておらず、厳しい寒さのもと国内避難民は過酷な状況に置かれ命の危険にさらされていると警鐘を鳴らしています。

厳しい寒さで命落とす子も
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