※夜の政治

 れいわ新選組の山本太郎代表は17日、党本部で記者会見し、次期衆院選の第1次公認候補のうち東京、千葉、埼玉の3都県の7人を発表した。山本氏は「消費税率5%の旗が立てられるなら野党共闘に参加する。そうでない場合は独自でやる以外ない」と述べ、立憲民主党などが「5%」を共通政策として採用しない限り、野党分裂となっても擁立を貫く方針を強調した。

 7人の内訳は元職2人、新人5人で、元職はいずれも旧民主党などで活動歴がある。7選挙区のうち2選挙区では立民、国民の現職と競合する。

 れいわは今回の7人を含む13人を第1次公認候補と位置付けており、残る6人は順次、各選挙区で記者会見して発表するという。内訳は北海道、近畿、中国、九州が各1人、東海が2人で、北海道は2人に増える可能性があるとしている。

 山本氏は記者会見で、野党合流の破談に関して「民主党の復活にわくわくする人がどれくらいいるか。50%の投票を捨てた(棄権した)人々をもう一度、投票所に来てもらうことを考えるなら、魅力的で誰もがピンとくる政策を掲げる以外にない」と語り、消費税率5%の意義を強調した。




 この日、発表された候補者は以下の通り。

 【東京】北村造(2区、新)辻村千尋(8区、新)渡辺照子(10区、新)櫛渕万里(22区、元)【埼玉】田島剛(2区、新)【千葉】太田和美(8区、元)三井義文(9区、新)

=敬称略

2020.2.17 16:41
https://www.sankei.com/politics/news/200217/plt2002170022-n1.html