https://www.cnn.co.jp/storage/2020/02/19/ee23e1f5debc9e25074662642f7c9fd6/t/768/432/d/200218102143-04-abandoned-snakes-super-169.jpg



(CNN) 英イングランドで消防署の前に、枕カバーに詰め込まれたヘビ16匹が捨てられているのが見つかった。この消防署前ではその数日前にもヘビ13匹が発見されたばかりだった。

動物愛護団体RSPCAによると、アカダイショウ15匹とカーペットニシキヘビ1匹の入った枕カバーは15日、イングランド北東部サンダーランドにあるファーリンドン消防署の裏にあるごみ箱に捨てられていた。

16匹とも動物病院に運ばれて検査を受けた結果、健康状態は比較的良好だった。




同じ場所では13日にもボールニシキヘビ13匹が見つかっていた。

発見されたヘビのうち1匹は助からなかった。ヘビたちが捨てられたのは、同地が激しい暴風雨に見舞われていたさ中だった。RSPCAの担当者は「生きるために熱と光を必要とするヘビたちが、枕カバーに入れられただけの状態で寒い屋外に放置された」「狭い所に一緒に入れられた状態は、ヘビたちにとって強いストレスだった」と話している。

英国では先の週末にかけ、激しい暴風雨のために各地で大規模な洪水などの被害が出ていた。

RSPCAでは、ヘビが繰り返し捨てられた謎の解明につながる情報の提供を募っている。

ヘビは自力で体温を調節できず、体温が下がりすぎると餌を取ったり動いたりすることができなくなって、免疫が正常に機能しなくなることがある。

2020.02.19 Wed posted at 13:58 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35149606.html