ヒラメに寄生虫で食中毒

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20200219/6020006025.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

鶴岡市の旅館が提供したヒラメの刺身を食べた19人が下痢などの症状を訴え、
県は、ヒラメにいた寄生虫が原因の食中毒と断定しました。
県によりますと、ことしに入って県内では初めての食中毒だということです。

県によりますと、今月16日午後10時ごろ、鶴岡市の旅館に宿泊した10のグループの
20代から80代までの男女合わせて19人が下痢やおう吐などの症状を訴えました。
県の衛生研究所で調査をしたところ、ヒラメの刺身から「クドア・セプテンプンクタータ」という
寄生虫が検出され、県はこの寄生虫が原因の食中毒と断定しました。

発症した19人のうち、6人が病院を受診しましたが、いずれも快方に向かっているということです。
県によりますと、「クドア・セプテンプンクタータ」はヒラメに多い寄生虫ですが、
マイナス20度で4時間以上冷凍するか、75度以上で5分以上加熱すれば食中毒を防ぐことができるということです。

県では、原因となったヒラメを廃棄することで食中毒が拡大するおそれがないため、
営業停止の処分は行わず、旅館に対して、衛生上の指導を行ったということです。

県内ではことしに入って初めての食中毒の発生で、県内では、平成24年と28年に、
この寄生虫が原因の食中毒が1件ずつ発生しているということです。

02/19 15:49