https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200221/k10012295681000.html

兵庫県西宮市でごみの収集を行う職員2人が収集車を使って市内にある1人の実家に寄り、
日曜大工で余ったペンキ缶を回収していたことがわかりました。市は公用車の私的な利用に
あたるとして職員を処分する方針です。

兵庫県西宮市によりますと、今月10日、ごみ収集を担当する環境局の32歳と26歳の男性職員が
通常のごみ収集業務が終わったあと、ごみ収集車を運転して32歳の職員の実家に立ち寄りました。

職員は実家で保管していたペンキが入った缶、10缶を回収し、市内のごみ処理場で廃棄したということです。

今月17日になって、ごみ収集車の後ろを走っていた乗用車の運転手から「収集車からペンキがこぼれて車が汚れた」
と通報を受けた警察が市に連絡し発覚しました。

西宮市は公用車を私的に利用したうえ勤務時間中の行為で、職務専念義務にも違反するとして2人を処分する方針です。

職員は市の調査に対し「日曜大工でペンキが余っていた。認識が甘く軽率だった」と話しているということです。

西宮市環境事業部の田中義弘部長は記者会見し「市民の信頼を損ねたことを心よりおわびします。
再発防止を早急に検討したい」と謝罪しました。