150キロの巨大餅どれだけ持っていられる? 京都・醍醐寺で「五大力さん」消毒で新型肺炎対策も

 巨大な紅白の鏡餅を持ち上げる「餅上げ力奉納」が23日、京都市伏見区の醍醐寺で営まれた。力自慢の男性46人、女性19人が、顔を真っ赤にしながら、力いっぱいに餅を抱えた。

 「五大力さん」の名で親しまれる同寺最大の法要「五大力尊王仁王会」の恒例行事。男性は150キロ、女性は90キロの餅を持ち上げた時間を競う。力を奉納し、無病息災などの御利益があるとされる。
 新型コロナウイルスへの対策で、参加者はマスクを着け、手を消毒してから舞台へ。餅をぐっと体に引き寄せて持ち上げると、参詣者からどよめきが起こり、声援が飛んだ。力を使い果たし、手を放した後もしばらく動けなくなる参加者もいた。
 男性の部は6分40秒で京都府長岡京市の男性(29)が、女性は5分58秒で愛知県の女性(41)がそれぞれ優勝した。男性は初挑戦での頂点で「(勤務している)デイサービスセンターの利用者の方も応援に来てくれた。しゃかりきに頑張りました」と笑顔で話した。


力を込めて巨大な鏡餅を持ち上げる女性参加者(23日午後0時40分、京都市伏見区・醍醐寺)=撮影・松村和彦
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2020年2月23日 18:36 京都新聞