新型コロナウイルスの感染が相次ぎ、各地でマスクやアルコール消毒液などが品薄となる中、北海道旭川市役所では庁舎内に置かれていた、消毒液のボトル2本が無くなっているのが見つかりました。市は「感染の拡大を防ぐためにも持ち出さないで」と呼びかけています。

旭川市役所では25日、9階建ての庁舎の各フロアにアルコール消毒液のボトルを1本ずつ置き、来庁者などに新型コロナウイルスの感染対策として使用してもらっていました。

市によりますと26日午後5時ごろ、4階と7階の消毒液のボトル合わせて2本が無くなっているのに職員が気付きました。

ボトルは420ミリリットルのサイズで、いずれのボトルにも少なくとも半分以上は消毒液が残っていたということです。

市は何者かが消毒液を持ち去ったと見て、ボトルにワイヤーを取り付けて新たに設置し直しました。

新型コロナウイルスの感染が相次ぎ、各地でマスクやアルコール消毒液などが品薄となっています。

旭川市管財課の小浜洋人課長は「消毒液は品薄なので手に入れるのに非常に苦労します。感染拡大を防止するためにも勝手に持ち出さないでほしい」と呼びかけています。

2020年2月27日 17時48分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200227/k10012304521000.html
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