去年、大阪 東住吉区の高齢者福祉施設で、寝たきりの入居者3人が相次いで胸の骨を折るけがをしていたことが分かりました。市や施設から通報を受けた警察が詳しいいきさつを調べています

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200302/K10012309411_2003021131_2003021136_01_03.jpg

施設や捜査関係者によりますと、大阪 東住吉区の特別養護老人ホームで去年11月から12月にかけて、いずれも寝たきりの状態で入居していた50代から90代の女性3人の胸の骨が折れているのが見つかりました。

11月23日に職員が50代の入居者を入浴させる際、胸にあざがあるのに気付き、病院で検査を受けたところ骨折が発覚したということです。

病院や施設から連絡を受けた市が調査していましたが、その前後にも同様のケースがあり、1か月の間に合わせて3件続いたことから警察に通報したということです。警察が詳しいいきさつを慎重に調べています。

特別養護老人ホームの施設長は取材に対し「ご家族、ご本人にご心配をおかけして大変申し訳ありません。捜査に全面的に協力するとともに、職員一丸となって改善に取り組みます」と話しています。

2020年3月2日 11時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200302/k10012309411000.html