新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スターバックスは2日、国内の全店舗で陶器製マグカップでのドリンク提供を一時中止すると発表した。
当面は紙やプラスチックカップで代用するほか、客が店舗に持ち寄ったタンブラーにドリンクを入れるサービスも同様に休止する。

スターバックス広報部によると、2月29日以降、国内全店舗の約1500店舗で順次実施。
食器などの使い回しによる感染リスクを避けるため、
店内での利用客に従来提供している陶器製マグカップやステンレスフォークなどの使用を一時休止し紙カップやプラスチックフォークを代わりに提供する。
また、客の好みでミルクやはちみつなどをドリンクに加えるコーナーの設置も一時取りやめる。

同社はこれまでにも、従業員のマスク着用や検温の実施、店内アルコール消毒の頻度を高めるなど感染防止対策を行ってきたが、今回、より一段と強化した形だ。
広報担当者は「お客様にはご不便をおかけし、ご協力いただくことも多くなってしまうが、どうかご理解いただければ。安心して店舗を利用していただけるように今後も対策を取っていきたい」と話している。

全国のコーヒーチェーンでは休校で人手不足への懸念も
一方、コーヒーチェーン各社では小学校などの臨時休校措置を受け、人手不足の影響も出てきている。「ドトールコーヒーショップ」や
「エクセルシオールカフェ」など全国約1200店舗を運営するドトールコーヒーの広報担当者は「小さい子どもがいる主婦のスタッフで出勤できない人が出てきている。
現在は春休み中の大学生などがシフトに入るなどしてなんとかカバーしている状態」と話す。

また、「タリーズコーヒー」を全国で750店舗展開するタリーズコーヒージャパンの広報担当者は
「店舗の営業が立ち行かなくなるような状況に陥ってはいないものの、今後、営業に影響が出てくる可能性はある」と話している。

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BLOGOS しらべる部2020年03月02日 17:15