https://www.sanyonews.jp/article/990577


感染者の行動歴など原則公開 新型コロナウイルスで県方針
2020年03月04日 21時53分 更新
新型肺炎・岡山対応

政治行政

 岡山県は4日、県内で新型コロナウイルスの感染者が確認された場合、感染拡大の防止のため、感染源との接触歴や行動歴などの情報を原則公開する方針を示した。

 この日の県議会一般質問で、感染者発生時の対応を問われた伊原木隆太知事が「個人情報の保護に留意しつつ、感染源との接触歴や症状の有無、行動歴、移動手段など対策を講じる上で必要な情報は積極的に公表していきたい」と答えた。

 県によると、厚生労働省が情報公表に関し、1類感染症の患者発生時に準じた基本方針を2月27日付で都道府県などに通知。県はこれに沿って、2週間程度とされる潜伏期間内の行動歴について感染源との接触の有無、感染者が利用した電車やバス、飛行機の路線、スーパーといった不特定多数の人と接した場所などを公表する。

 公表のタイミングについては、検査で新型コロナウイルスの感染が確定され次第、早急に知事が記者会見で発表するとしている。

 1月中旬に国内で感染が確認されて以降、感染者に関する情報公開の対応は各自治体で分かれており、全国知事会が政府に統一的な方針を示すように求めていた。