https://mainichi.jp/articles/20200305/k00/00m/030/009000c


ブルームバーグ氏が撤退表明 米民主党予備選
毎日新聞 2020年3月5日 01時02分(最終更新 3月5日 01時18分


 米大統領選の野党・民主党の候補指名を目指していた穏健派のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)は4日、指名争いから撤退する意向を声明で発表した。ジョー・バイデン前副大統領(77)を支持する考えも示した。


 ブルームバーグ氏は予備選が集中する3日の「スーパーチューズデー」から指名争いに本格参戦。しかし、序盤4州への参加を見送った出遅れが響き、3日も振るわなかった。一方、同じ穏健派のバイデン氏は2月29日の南部サウスカロライナ州予備選で大勝し、スーパーチューズデーでも14州中9州(4日午前現在)で勝利している。

 ブルームバーグ氏はいったん不出馬を表明した後、昨年11月に立候補を表明。選挙献金は募らず、自らの資産を投じて選挙戦を展開した。全米でテレビ広告やネット広告を大量に流し、つぎ込んだ選挙費用は5億ドル(約540億円)以上になった。富裕層を批判する急進左派のバーニー・サンダース上院議員(78)らから「カネで選挙を買っている」などと批判されていた。【ワシントン古本陽荘】