今週は3日に主要7カ国(G7)で10年国債利回りが1%を超える国が一時消え、5日には米国10年債で初めて0.8%台を付けた。新型コロナウイルスが広がり、世界中がリスクオフになっている。今回の状況はリーマン・ショックと共通点がある。あの時は財務力が低い金融機関が資金の流れを止め、経済がまひした。新型コロナで止まったのは、人とモノの流れだ。

2002〜03年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行し…

2020/3/6 11:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56408270V00C20A3SHH000/