新型コロナウイルスの感染拡大に伴いマスク取扱店で客同士のトラブルが起きるのを警戒し、岐阜県警飛騨署は7日、飛騨市内のドラッグストアなど9店舗で特別パトロールを始めた。同署、各店舗と市が連携し、トラブルを防ぐ。

 市外では開店前にマスクを求める人の行列ができ、並んだ人同士でけんかになるケースがあったことから、市が関係機関に連携を持ちかけた。各店舗は開店の30分前、行列の様子を飛騨署に連絡する。人数が多かった時には警察官が立ち寄り、安全を呼び掛ける。

 7日、あるドラッグストアでは約30人の行列ができ、店側の連絡を受けて署員2人が訪れた。同署は「市内では行列を巡るトラブルは起きていないが、混乱に乗じた詐欺なども考えられるので、情報発信と見守りに努める」としている。

2020年03月08日 08:49 岐阜新聞
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