新型コロナウイルスの子供への感染のしやすさは、全年代の平均と変わらないとする研究成果を米ジョンズ・ホプキンズ大と中国深●(=土へんに川)疾病予防コントロールセンター(広東省)などのチームがまとめた。

 これまでの中国内の研究では子供の患者が少ないとのデータもあるが、ジョンズ・ホプキンズ大のジャスティン・レスラー准教授は「感染のしやすさは子供も大人も同じ。子供は重症化しにくいだけなのかもしれない」としている。

 チームはまず、1月中旬から2月にかけて中国湖北省から深●(=土へんに川)市を訪れた人で、新型肺炎を発症した300人に着目。その人たちと濃厚接触があった約1300人を特定し、感染したかを調べた。接触者のうち、感染した人の割合を感染率として算出すると、全体では8%程度だったのに対し、9歳以下は7・4%、10代は7・1%と大差なかった。

https://www.sankei.com/life/news/200308/lif2003080037-n1.html