新型コロナウイルスの感染拡大の影響で円高や株安が急激に進むなど、金融市場の混乱が続いていることについて、経団連の中西会長は9日の記者会見で「大変深刻な事態だ」としたうえで、官民が連携して感染拡大を防ぐための対策に取り組むべきだという考えを強調しました。

この中で中西会長は、金融市場の混乱が続き、円高や株安が急激に進んでいることについて、「大変深刻な事態だと思う。きょうになってまた一段と進んだことを深刻に受け止めている」と述べました。

そのうえで、中西会長は「深刻な影響が及んでいる交通や観光、さらには中小企業の資金繰りなどに多面的な影響が現実に発生しているという状況にある。だからこそ、本当の意味で感染症をねじ伏せるための対策を、民も官も力をあわせ、全力を投入してやっていくべきだ」と述べ、官民が連携して感染拡大を防ぐための対策に取り組むべきだという考えを強調しました。

2020年3月9日 18時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200309/k10012321651000.html?utm_int=news_contents_news-main_001