3/13(金) 16:00 配信
https://news.yahoo.co.jp/feature/1597

共働き夫婦はどのように家計を分担しているのか。決まった金額を出し合うケース、費目ごとに担当を決め、各自の口座から引き落とすケース、一方の収入を生活費にするケースなど、方法はさまざまだ。月3万円の小遣いでやりくりする40代の男性は、妻がいくら稼ぎ、いくら貯蓄しているのか知らないと語る。「『貯蓄額を教えて』と言いたいところですが、不機嫌になるのが怖くて言い出せません」。不満や不安を解消するにはどうすればよいのか。(取材・文:武香織/撮影:帆刈一哉/Yahoo!ニュース 特集編集部)

“妻持ち”の教育費が年々増加

「夫の収入は、『たぶん、これくらい』と想像できるけど、きちんと提示してもらったことはありません。私の収入も夫は知らないはず。今のところは生活が切羽詰まっていないから、なあなあでいられるのでしょうね」

山田由美さん(仮名・43歳・自営業)は、結婚14年目になる夫(48歳・IT企業社員)と、10歳の娘との3人暮らしだ。

家計分担は、由美さんの担当が、子どもの学校関連、習い事、ママ友との交際、貯蓄、学資保険などの費用、日頃の食費と雑費、ペットのチワワの飼育費。夫の担当は、自宅のローン、光熱費、旅行代、週末の外食代だ。その分担スタイルに異論はない……はずだった。ところが、子どもの成長とともに、由美さんに不満が生まれつつあるという。

「保育園時代はピアノのみだった習い事を、娘の希望もあり、バレエ、科学教室、学習塾と増やした結果、習い事費が当初の約6倍に跳ね上がりました。さらに、『中学からは私立へ』が夫婦そろっての希望。今のまま私が教育費を全面的に負い続けるのであれば、その学費も自然と私持ちになる。家計の負担比率は夫を超えるでしょう。夫は気の利かない性格ですが、『あなたも支払って』と頼めばきっと快諾するとは思います。でも、『お願いする』行為自体がストレスなんですよねぇ……」

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