病気で治療が必要な受刑者を収容する「東日本成人矯正医療センター」(東京都昭島市)は13日、看守部長の男性(35)が手錠の鍵を持ち帰って捨てたとして、減給100分の20(2カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
看守部長は「持ち帰ったと言うと、怒られると思った」と説明しているという。

センターによると、看守部長は2019年12月13日、技能訓練で使った手錠の鍵を返却せずに誤って自宅に持ち帰り、翌日、コンビニのゴミ箱に捨てた。
当初は持ち帰ったことを否定したものの、上司に問い詰められて認めたという。

センターは受刑者の護送時に手錠を使っており、鍵はセンターの手錠に共通で使えるものだった。
鍵は見つかっていない。
奥村雄介センター長は「同種事案の防止のため職員の指導に全力を傾注する」とコメントした。

毎日新聞 2020年3月13日 17時49分
https://mainichi.jp/articles/20200313/k00/00m/040/173000c