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日銀は、株価の急落が続く金融市場の動揺を抑えるため、12日に続いて13日も1000億円余りを投じて、数多くの株式をまとめてつくるETF=上場投資信託を買い入れたと発表しました。今月の買い入れ総額は、13日までで6000億円余りとなっています。

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日銀は、新型コロナウイルスの感染拡大で、激しく動揺する金融市場を安定させるため今月2日、黒田総裁が異例の談話を出して市場に潤沢な資金を供給する方針を打ち出しました。

そして金融緩和の1つとして進めているETF=上場投資信託の一日の買い入れ額を、過去最大規模の1000億円余りに増やして株式市場に資金を供給しています。

ETFの買い入れは13日も1000億円余り行われ、2日に談話を出して以降の買い入れ額の総額は、合わせて6000億円余りとなっています。

13日の東京株式市場で、日経平均株価は1100円余り下落し、3年4か月ぶりに1万8000円を下回りました。

13日の東証1部の売買代金は4兆8923億円で、日銀の買い入れ額は大きくはありませんが、日銀としてはETFの買い入れで株価の下落に一定の歯止めをかけるねらいがあります。

2020年3月13日 20時18分
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