新型コロナウイルスによる国内の新たな感染者は13日、計35人が確認され、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員乗客を合わせて計1421人になった。
イタリア滞在者やエジプト旅行者ら、感染者の多い国や地域から帰国した人たちの感染判明が相次いだ。佐賀県では初めて感染者が確認された。

新たに判明した感染者は、兵庫10人▽北海道9人▽愛知、大阪各3人▽千葉、埼玉、東京各2人▽神奈川、佐賀各1人。このほか、羽田空港の帰国者1人と海上自衛官1人の感染も確認された。

厚生労働省によると、羽田の検疫所で大阪府の30代男性の感染が判明。11日までイタリアに滞在し、ドイツ経由で12日に帰国した。感染者が急増しているイタリア・ロンバルディア州での滞在歴があり、検査したという。

千葉県によると、匝瑳(そうさ)市の80代男性が12日に陽性と判明した。2月26日〜3月4日にツアーでエジプトを旅行し、ナイル川でクルーズ船に乗っていた。

埼玉県では草加市の30代の男性会社員と川口市の40代の無職女性の感染が確認された。草加市の男性は2月23日〜3月1日に同僚2人とスペイン、英国へ出張したという。
川口市の女性は母親がナイル川のクルーズ船に乗り、帰国後に感染が確認されていた。

東京都では50代の男性会社員と80代の無職の女性の感染が確認され、いずれも感染経路は不明だが、50代の男性は2月25〜26日にかけ、出張でフィリピン・マニラを訪れていたという。

北海道では9人の感染が確認された。このうち、集団感染が起きたとみられる札幌のライブバー関連は、北見市の50代男性客や既に感染が確認されていた客の家族や同僚ら計4人だった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200313-00000094-mai-soci
3/13(金) 23:25配信