青森県弘前市公園緑地課は13日、弘前公園の桜(ソメイヨシノ)の第1回開花予想を発表した。開花日は4月13日、満開日は同18日で、いずれも平年に比べ10日早い予想。市が統計を取り始めた1947年以降で最も早く咲いた90年と同じ開花日で、記録的な早咲きになりそうだ。昨年は同19日に開花、24日に満開になった。

 同公園のマルバマンサクが平年より11日早く開花した今月2日の翌日を起算日とし、今後の気温の推移を見込んで予想。同課の桜守、橋場真紀子さんは「1、2月の気温が高く推移し、今後も3月下旬から4月上旬にかけて高くなり、その後も平年からやや高いと予想されているため」と説明した。

 同課によると、満開は平均3日間続き、その後の3日間は桜の花びらがお堀を埋める花筏(はないかだ)や花吹雪のほか、同市で見つかった「弘前雪明かり」など四十数種類の遅咲きの品種が楽しめるという。

 今年で100回目を迎える「弘前さくらまつり」は4月23日〜5月6日に開催される。

写真=ソメイヨシノの標準木を確認する弘前市公園緑地課の桜守たち
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毎日新聞 2020年3月14日 09時28分
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