03月16日 16時16分

新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄が続く中、五所川原市議会の高橋美奈議員は、自身が経営するコンビニエンスストアに入荷したマスクを同僚議員に優先的に販売したとして、16日、「法に触れることはしていないが、軽率な行動だった」と謝罪しました。

五所川原市議会の高橋議員によりますと、先月下旬から今月上旬にかけて、市内で経営する4店のコンビニエンスストアに入荷したマスクの一部、およそ100枚を店頭に出さずに保管し、所属する至誠公明会の同僚議員5人に通常価格で優先的に販売したということです。

また、店の従業員には、入荷したマスクを売り場に出さないように指示していたということです。

これについて、市議会に非難の声が多く寄せられ、高橋議員は16日、本会議の前に各会派を回って謝罪しました。

この中で高橋議員は、「通常価格で予約販売したもので、高額転売や無料で配るなど、法に触れることはなかった」などと説明した上で、「世の中が敏感な時期に、議員として軽率な行動だった」と陳謝していました。

磯辺勇司議長は、「市民に大変迷惑をかけた。時期が時期だけに、軽率な行動だったと厳重注意した。本人は反省しており、名誉回復のため頑張ってほしい」と話していました。

高橋議員は報道陣の取材に対し、「今後、議員活動を通して信頼回復に努めていきます」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200316/6080007841.html