東京・港区にある社員向けカフェで昼食をとった男女あわせて184人が下痢や腹痛などの症状を訴え、保健所は食中毒と断定して、このカフェと渋谷区にある調理施設を16日から3日間の営業停止処分にしました。

東京都によりますと、東京・港区にある企業の社員向けカフェ「CIAO CAFE」で、先月26日に昼食をとった24歳から65歳までの男女あわせて184人が、下痢や腹痛などの症状を訴えました。
このうち50代の女性1人が、一時入院しましたが、すでに回復して退院しているということです。
また、このほか患者も症状は軽いということです。
一部の患者の便からは食中毒を引き起こすウエルシュ菌が検出されたほか、提供された昼食のメニューの1つである「チキンの煮込み」からも、同じ菌が検出されたということです。
このため、保健所は集団食中毒と断定し、「CIAO CAFE」と昼食を作った渋谷区にある調理施設「ベヌーゴケータリング」を16日から3日間の営業停止処分にしました。

03月16日 19時06分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200316/1000045595.html