センサーネットワーク実験報告会

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20200316/3060003983.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

あらゆるものをインターネットでつなぐ「IoT」の技術を民間の事業や
農業などに活用する実証実験の報告会が富山市で開かれました。

富山市では最先端の通信技術を活用してまちづくりを進めようと無線でデータのやり取りができる
センサーの受信機を居住エリアの広い範囲に設置しています。
16日はこの「センサーネットワーク」を活用した民間事業者による
実証実験の報告会が富山市役所で開かれました。

大手電機メーカーは、スマートフォンの専用アプリを使って地域の店舗に客を呼び込もうと
グルメ情報などを近くにいる人や近くを通る予定がある人に発信する実証実験を行いました。
このアプリは「MaaS」と呼ばれる公共交通機関などをスムーズに乗り継いでいく、
次世代型の交通サービスと連動していて、メーカーの担当者はアプリの利用者が情報を見て
移動途中に寄り道をするなど行動の変化に一定の効果があったと強調しました。

また、金沢市の情報通信企業は、農業用ハウスにセンサーを取り付け、
土の中の温度や水分のデータをリアルタイムに集められるシステムをつくりました。
これにより効率的に農作物を管理しやすくなり、農家の負担を軽減できたと担当者が発表しました。

富山市情報統計課の藤沢晃課長は「いろいろな分野でデータをとれることがわかったので、
市の業務で使用するだけではなく、民間企業どうしのマッチングも促し、さらに活用を進めていきたいです」
と話していました。

03/16 19:52