https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200317-00000147-jij-n_ame
 米政府は16日、新型コロナウイルスの感染防止策として、10人を超える集まりや外食を控えるよう国民に呼び掛けた。
国民生活や経済への打撃に懸念が深まる中、トランプ政権内にも感染者と接触して在宅勤務を余儀なくされる幹部が出ており、
連邦政府機関の機能にも影響が及びつつある。

グリシャム大統領報道官は16日、米メディアに対し、在宅勤務に入ったことを明らかにした。
接触したブラジル政府当局者の感染が判明したことを受けた措置で、体調に問題はないが「大統領のそばで働く者として、安全を優先させた方がよい」と説明した。

トランプ大統領自身は先週、検査で陰性と判明しており、政府の対策本部による記者会見にも連日出席。
ただ、会見に出席できる記者は絞り込まれ、ホワイトハウス来訪者やスタッフも体温測定を求められるなど、厳しい警戒態勢が敷かれている。

また、米政府の対策で重要な役割を担う疾病対策センター(CDC)は16日、職員1人の感染が確認されたと発表した。
「感染した職員は感染対策に携わっておらず、現在は出勤を見合わせている」とされるが、同じ職場にいた職員らが在宅勤務に切り替えた。