ソフトバンクグループの株価が大幅に6営業日続落。格付け会社のS&Pグローバル・レーティングが17日、同社の長期発行体格付けのアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。格付けは投機的水準の最上位である「BBプラス」を据え置いた。

  株価は一時前日比6.5%安の3405円まで下げ、2018年12月26日(3401.5円)以来の安値。これを抜けると、16年12月以来の安値水準になる。

  S&Pは見直し理由を新型コロナウイルスの影響で世界的に株価が急落する中で大型自社株買いを発表し、「財務の健全性と格付けを重視した財務運営を継続する意志に対し疑問が生じている」と説明。投資資産価値が今後大きく低下した場合、「格付けに見合う財務健全性が維持できなくなる可能性がある」とも指摘した。

  また、ソフトバンクGはシェアオフィス事業を手掛けるウィーワークの株主に対し、30億ドル(約3200億円)相当の株式を購入するとした合意を撤回する可能性があると通告した。ブルームバーグが確認したウィーワーク株主に宛てた電子メールによると、ウィーワークが米証券取引委員会(SEC)などから調査を受けていることを理由に挙げた。

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2020年3月18日 9:29 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-18/Q7D4PQDWRGG101