ネギ食害のハエ、新たな系統初確認 兵庫

 兵庫県病害虫防除所(加西市)はこのほど、ネギの葉を食べる「ネギハモグリバエ」の新たな系統を県内で初確認したとして、発生予察特殊報を出した。従来の系統よりも食害の範囲が広く、収量減につながる恐れがあるとしている。

 加西市内の畑で昨年11月に確認した個体を遺伝子解析で特定。従来の系統は葉に白い筋が生じて出荷時の品質に影響する程度だったが、新系統は広い範囲を食害し、白く変色して成長を鈍らせるという。食害を与えるのは幼虫で、同所は、全県域でネギ畑の点検や発見時の薬剤使用を呼び掛けている。

 国内では4年前に京都府で初確認。昨年、大阪や鳥取など15都府県に広がった。(山路 進)

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202003/0013207159.shtml
2020.03.20 ひょうご経済+