トヨタ自動車は愛知県豊田市の高岡工場で22日、2人目となる新型コロナウイルスの従業員への感染が確認されたことを受け、23日から3日間、消毒作業などのため感染した従業員が働いていた生産ラインの稼働を停止することを決めました。

愛知県豊田市にあるトヨタの高岡工場では、今月19日に20代の男性従業員が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたのに続いて22日、この従業員と対面で作業していた別の20代の男性従業員も感染が確認されました。

トヨタは工場内で2人の感染者が出たことを受け、23日から25日までの3日間、2人が働いていた工場の建物全体を封鎖し、消毒作業を行うということです。

これに伴って高岡工場にある2つの生産ラインのうちセダンの「カローラ」やSUVの「ハリアー」を生産するラインが稼働を停止します。

トヨタでは感染した2人と接触したとみられる従業員など30人余りを自宅待機とし、健康状態を観察したうえで、稼働の再開を判断することにしています。

2020年3月23日 9時56分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200323/k10012344731000.html