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気象庁は23日までに、東北から関東沖の日本海溝沿い東側に設置された海底地震計のデータを、24日正午から緊急地震速報の発表に利用すると明らかにした。海溝より東側で起きる地震に対する緊急地震速報が、現在より最大約10秒早く出せるようになる見込みだ。

 新たに利用を始めるのは、防災科学技術研究所が設置する「日本海溝海底地震津波観測網(S―net)」の地震計25カ所。海溝より西側の地震計は、昨年6月から使用している。
 海溝東側の地震計利用により、S―netで観測した全てのデータが緊急地震速報に使われるようになる。S―net設置前と比べると、同速報の発表は最大で約30秒早くなるとみられている。

2020年03月23日15時49分
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