中国メディアの中国新聞網は23日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続く中、トイレットペーパーを買いだめする動きが世界中に広がっていると報じた。

記事はまず、「こうした動きが最初に注目されたのは日本だ」とし、2月下旬にインターネット上で「トイレットペーパーやティッシュの原材料がマスクに使われる」とのデマが広がると、市民の間でトイレットペーパーを買いだめする動きが起きたと紹介した。

さらにこうした動きは、オーストラリアや米国、英国、ドイツ、カナダにも広がった一方で、「マスクの争奪戦から開放されたばかり」の中国のネット上で「商品を買いだめすることは理解できるが、なぜトイレットペーパーなのか。食べ物でもなく、命に関わるものでもなく、場所を取るものなのに」との反応が寄せられたことを伝えた。

その上で、英BBCの報道を引用し、豪ニュー・サウス・ウェールズ大学のニチカ・ガーグ教授が「仲間はずれの恐怖」(FOMO症候群)の影響を上げ、「この人もあの人も同じものを買っている。だったら自分も買うべき理由が何かあるのだろうと思い込む」と指摘していることを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

配信日時:2020年3月23日(月) 23時0分
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