新型コロナウイルスで死亡した人が世界で最も多いイタリアでは23日、死亡者が新たに600人以上増えて6077人となり、6000人を超えました。また感染者も6万3927人に上っています。

感染の拡大と犠牲者の増加に歯止めがかからない中、イタリア政府は23日から全土への外出規制を一層厳しくしています。

これまでは工場などへの通勤のために外出することは認められていましたが、イタリア政府は暮らしに必要不可欠な食料品や薬、医療品などを除くすべての生産活動の停止を命じ、対象となる工場には3日以内に一時閉鎖を行うよう求めました。

また、ほとんどの商店やレストラン、バーなどの営業を禁止にした措置について、今月25日までとしていた期限を来月3日までに延長しました。

さらに、住んでいる自治体から別の自治体へ移動することも原則禁止するとしています。

今後も活動を続けられるのは生活必需品を取り扱うスーパーマーケットや食料品店、薬局、郵便、金融機関、公共交通機関などに限っていて、その他の仕事は在宅勤務以外は認めないとし、国民に対してできるだけ自宅にとどまるよう呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200324/k10012346351000.html
2020年3月24日 5時32分