https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200327-00010002-reutv-n_ame
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米労働省が3月26日に発表した、同21日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比300万件増の328万3000件と、過去最多となった。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための厳しい対策によって経済活動が急停止し、レイオフが急増した。

過去最多の328万3000件!
米国で21日終了週に、新規失業保険申請件数が、前週に比べ約300万件増加。米国史上、最大の申請件数だ。
金融危機の最中だった09年3月でも、申請件数は67万件だった。26日発表の数字はその4.5倍以上だ。

それもこの数字は、離職後初めて申請された件数にすぎず、給付継続を求める人は180万人に増えた。
これらを合計すると、米国で約500万人が最近失業していることになる。
さらに、ネットで仕事を受注するギグエコノミーで働いている人で、失業手当の受給資格がない人々は含まれていない。

新型コロナの大流行を阻止する厳格な対策で、経済が停滞。大量解雇が発生し、米国史上最大の雇用ブームに急ブレーキがかかった。
新型コロナのまん延が米経済に壊滅的な影響を与えていることを示す、これまでで最も明確な証拠だ。

議会は、最近解雇された数百万人への支援を含む、2兆ドルの景気刺激策で打撃を和らげようとしている。
失業手当の増額と給付期間の延長に2500億ドルを投入する。
しかし、深刻なリセッションを防ぐには不十分かも。
FRBのパウエル議長は、米経済がすでに景気後退に陥っている可能性が高いと指摘。ウイルスの拡散が抑制されれば、回復するとの見解を示した。