最近はカスタマーハラスメントという言葉が一般化してきて、「お客様だからといって何でもしていいわけじゃない」という意識が広まりつつあります。
それでも、最近のマスクやトイレットペーパーの買い占め騒動では、「私たちを責めないで」というドラッグストア店員の悲痛な声がSNSで拡散されるなど、信じられない要求を繰り返す顧客もいるようです。そこで今回は、理不尽で威圧的な態度の顧客とのバトルエピソードをご紹介します。

「ミスした商品の返金じゃなく全額負担しろ!」

まずは筆者がスーパーで目撃した話です。筆者が並んでいるレジ列のちょうど前にいた夫婦は、2つのカゴ満杯に買い物をしていました。カゴの中にはお菓子類やジュースがたくさん詰め込まれていて、「明日は休みだし、子どもたちが集まってお誕生日パーティーでもするのかな」と思いながらレジが終わるのを待っていたときのことです。
夫婦は2人ともスマホを眺めながら、「レジ袋はお使いになりますか?」「駐車券はございますか?」などという店員さんの声に「ああ」「うん」と適当な相槌を返しているのが気になりました。
会計が終わり、筆者の買い物カゴから店員さんが手際よく商品を取ってレジに通していると、先ほどの夫婦の旦那さんのほうがレシートを手にやってきました。「ちょっと、コレ計算間違いなんじゃないの?」と店員さんに話しかけます。サービスカウンターの目の前だったこともあり、すぐにベテランとおぼしき店員さんが駆け寄ってきました。
3人でレシートを眺め、「こんなもん買った覚えはないんだけど」と旦那さん。よくよく聞くと、筆者が先にレジに置いていた5kgのお米が計算に入ってしまっていたのだそう。お米は筆者のカゴの先に置いてあり、筆者の会計にも含まれていたのでどうやら店員さんがダブルカウントしてしまったようでした。
すぐにベテラン店員さんがそれを清算するため、筆者に「申し訳ございません、少々お待ちください」と声をかけてレジを開けて返金したところ、旦那さんが「なんでこんなことになるんだよ。レジ打ちの教育くらいしっかりしておけよ。こんなにもぼったくろうとしてたのか!」と罵声を飛ばします。すると奥さんもやってきて、「いつも使っているのになんでこんな仕打ちに合わないといけないの」と声を荒げます。
「ほかのお客様もいらっしゃいますので、一度こちらに」と言った店員さんの言葉を聞かず、最終的には「こんなにぼったくろうとしてたんだから全部チャラだろう(全額お店が負担するべきだろう)」と言っているのが聞こえました。夫婦2人が交互に話をするため、店員さんと店長さんらしき男性が何度抑えようとしても話を聞いてもらえません。
最終的にどう対処したのかは不明ですが、彼らが言うようにぼったくろうとしていたワケではないでしょう。また、すぐにミスを認めて返金していたにもかかわらずこのような騒ぎ立てるのは、あまりに不当な要求ではないでしょうか。(以下省略)
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ソース/LIMO
https://limo.media/articles/-/16606