千葉市や船橋市など県内で27日、新たに8人の新型コロナウイルスの感染が判明した。一日で8人の感染判明は最多。県内で確認された感染者は68人(無症状3人含む)となった。

 県は、英国籍の50代男性会社員、松戸市の50代自営業男性、習志野市の40代会社員男性、滋賀県に住む20代男子大学生と60代無職女性の計5人の感染が判明したと発表した。

 英国人男性は、社員6人が感染した日本貨物航空の同僚で、うち3人と16日に県内飲食店を利用。14日から成田市内のホテルで待機していたが、26日、県内病院で陽性と判明。27日に同病院に入院した。頭痛などの症状が出た。

 松戸市の男性は26日に陽性と判明し、27日に県内病院に入院した。37度台の発熱がある。外壁の塗装をしているが、発症後休んでいる。同居の妻を健康観察中。

 習志野市の男性は都内で看板デザインに従事。26日に感染確認、38・7度の熱とせきがあり、27日に県内感染症指定病院に入院。肺炎と診断され、酸素を投与している。妻と子ども2人、父と同居している。

 滋賀県の2人は親子で、スペインツアー旅行から帰国した16日から成田市のホテルで待機。タクシーで県内病院を受診し感染判明、27日に同病院に入院した。現在症状はない。ツアーに参加した13人が濃厚接触者となる。

 千葉市は27日、市内の40代男性会社員が感染したと発表した。感染は2人目。

 市健康企画課によると、男性は17日、37・5度の熱が出て23日に市内の医療機関を受診。陰性だったが、26日に別の市内の医療機関を受診し陽性と判明した。現在入院している。都内に電車で通勤していたが、17日以降は在宅で勤務。発症前2週間以内の海外渡航や患者との接触は確認されておらず、感染経路は不明。

 濃厚接触者は40代の妻と10代の娘で、妻が発熱を訴えている。男性は発症後、外出していない。

 船橋市保健所は27日、いずれも市内の20代男性で、海外から帰国した大学生と、会社員の2人が感染したと発表した。いずれも軽症。市内感染者は6人目。

 大学生は留学先の欧州から25日帰国。37・2度の熱とせき、喉の違和感があり、成田空港の検疫に申し出て検査し陽性と判明した。

 会社員はインドネシアに家族旅行し24日に帰国。翌日37・1度の発熱などがあり、26日に市内医療機関を受診し陽性と判明した。同行した家族は陰性だった。

3/28(土) 12:46配信
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