米海兵隊のウィリアム・バワーズ太平洋基地司令官は27日、沖縄県の謝花喜一郎副知事と電話で会談し、新型コロナウイルスの予防対策として軍人や軍属、家族の基地外での行動を制限することを伝えた。基地外のバーやナイトクラブなどの飲食店、ジムやネイルサロンの訪問を禁止する。

バワーズ司令官は現時点で沖縄に駐留する軍人、軍属、家族に感染者はいないと説明。行動制限は27日から開始し、2週間ごとに見直すとした。

 基地外の病院や銀行など日常生活に必要な施設の利用は認め、飲食店での持ち帰りやドライブスルーも許可する。

 謝花副知事は「感染防止のため密閉、密集、密接を避けて行動してほしい」と申し入れた。

 米空軍嘉手納基地も同日、同基地所属の米兵や軍属などの関係者に当面の間、勤務時間外の外出を原則禁止する行動制限を発令した。

◆横須賀基地で2人感染
 在日米海軍横須賀基地(横須賀市)は27日、同基地所属の海軍兵2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

 26日に感染が判明した男性兵士と接触はなく、感染経路を調べている。

2020年3月28日 09:36
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