https://mainichi.jp/articles/20200328/k00/00m/030/006000c
「ハリウッドが死んだ」 コロナ禍12万人失業 映画館閉鎖、撮影は中断

米国で新型コロナウイルスの感染者が急増する中、西部カリフォルニア州の映画の都ハリウッドも大打撃を受けている。感染拡大防止のため映画館が一時閉鎖され、新作の公開延期が相次いでいるほか、撮影も全面的に中断。米メディアによると、損失は170億ドル(約1兆8500億円)に上る可能性があり、既に12万人が失業状態にあるという。映画産業は裾野が広く、影響は深刻だ。

 カリフォルニア州全体に外出禁止令が出されて1週間後の26日、ハリウッド中心部は人と車が消えていた。飲食店や土産物店も軒並み休業。スター俳優らの名前を刻んだ星形プレートが並ぶ「ウオーク・オブ・フェーム(名声の歩道)」は、普段なら観光客らでごった返すが、ほぼ無人だった。聴衆がいない路上でギターの弾き語りをしていたロン・シンクレアさん(66)は「まるでハリウッドが死んだようで、1曲歌い終わるたびに寂しい気持ちになる。早く日常が戻ってほしい」と話した。
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2020年3月28日 10時00分(最終更新 3月28日 11時21分)
毎日新聞