マスク100万枚戻らず 自衛隊、「自主製造」も検討

 河野太郎防衛相は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、新品での返却を前提に自衛隊が民間に提供したマスク100万枚について、期限だった同日までに返却されていないことを明らかにした。防衛省幹部によると、災害派遣などの今後の活動に影響が出る可能性もあるため、自衛隊が自らマスクを製造する案も浮上しているという。<下へ続く>

 河野氏は災害派遣など緊急時の対応について「大がかりな要請があった時は、考えなければいけない」と指摘。自衛隊は保有する155万枚のうち、災害派遣の初動に必要な55万枚を残し、厚生労働省を通じて医療機関などに拠出していた。返却は4月以降になる見通しという。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2020032701070&;g=pol