大阪市民病院機構は30日、女性職員らの電子カルテを不正に閲覧して携帯電話の番号を自分の私用携帯に登録していたとして、市立十三市民病院(同市淀川区)に務める診療放射線技師の男性(52)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 機構によると、男性技師は平成26年4月〜昨年2月、職場で面識のある女性職員らの氏名を同病院の電子カルテで検索。受診歴のあった計約20人の携帯電話の番号を不正に入手していた。

 男性技師は同機構の聞き取りに対し「気になった女性職員の番号を収集するのが目的だった」と話しているという。実際に連絡を受けた女性はいなかった。

 昨年10月、無料通信アプリ「LINE(ライン)」に連絡先を交換していないはずの男性技師が「友達」と表示されたことを不審に思った女性が機構に相談し発覚した。

 機構は電子カルテの閲覧履歴を抜き打ちでチェックするなどの再発防止策を講じるとしている。

2020.3.30 14:14産経WEST
https://www.sankei.com/west/news/200330/wst2003300014-n1.html