インフルは毎年1000万人が感染する。
なのになぜパニックにならないかって言うと
重症化率が低いから。入院治療せず治癒するから。

新コロの感染力はインフルよりおそらく弱い。
致死率も、十分な医療のもとでは1%ほどに過ぎない。
だが感染から治癒までの間に重症化する率が高い。
・感染→軽症→重症→軽症→治癒
の経緯において、
・20%が入院治療を必要とし
・5%がICU(≒人工呼吸器)を必要とする。
でだから医療パンクを起こすわけだ。
医療パンクが起き人工呼吸器が足りなくなると、
死亡率が一気に約10%まで上がる。
・感染→軽症→重症肺炎→呼吸障害→酸素飽和度↓
 →酸欠死(感染者の10%、高齢者だともっと高い)
これがイタリア。

医療パンクを起こさない為には、
・新規感染者を減らす。
・人工呼吸器(人員含む)を増やす。

この新規感染者を増やさない為の戦術、これが
「社会的隔離」。
・緊急事態宣言→行動制限命令
なんかもその一部。


で医療パンクを防ぐ為の様々な戦術を使いつつ、
・予防法の確立(ワクチン)
・治療法の確立(特効薬など)
を待つわけ。
予防法が確立すれば感染再生産係数は1未満となる。
治療法が確立すれば入院の必要性が減る。または入院
から退院までの日数、人工呼吸器の必要数が減り、
医療パンクが起きにくくなる。

もしこれらが実現出来なかったら、集団免疫ゲット
まで再生産係数は1未満には中々ならない。