殺傷事件遺族「すべて終わった」

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20200331/1000046514.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

相模原市の知的障害者施設で入所者19人を殺害した罪などに問われた
元職員の植松聖被告の死刑が確定したことを受け、事件で犠牲になった60歳の女性の弟が取材に応じ、
「これですべてが終わったんだと思います」と心境を述べました。

犠牲となった60歳の女性の弟は、裁判で法廷にたち被告に直接質問をしたり、心情を述べたりしてきました。
植松被告が弁護士が行った控訴を取り下げ死刑が確定したことを受け、
「被告は裁判では自分の思うように伝えられないのがつらくて、控訴を取り下げたのだと思います。
被告の言葉がこれ以上、世の中に出ないと思うとこんなにうれしいことはありません。
これですべてが終わったんだと思います」と振り返りました。

そして、裁判までの間被告と接見を続けたことを踏まえ
「事件を反省してほしい、遺族の苦しみをわかってほしいと会いに行きましたが、
聞きたい答えは返ってきませんでした。被告が反省しているとはいまも思えません」
と述べました。
そのうえで「死刑制度に賛成ではありませんが、裁判では自分の気持ちに沿って死刑を求めました。
理屈にはあわないですがそれが現実です。被告のような考えは誰の中にもあるとよく言われますが、私はそうは思いません。
この事件を思い出して1人ひとりが人に優しくなれる社会になってもらいたいです」と話していました。

03/31 17:36