京都産業大(京都市北区)の学生や卒業生を介した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)について、京都市は1日、3月31日時点で計38人の感染が確認されたと明らかにした。1日には京都府と富山県で新たに感染者が判明し、2府9県の計42人となった。市は濃厚接触者を洗い出すなど全容把握に力を入れている。

 市によると、38人のうち感染の発端となったのは卒業旅行で欧州から帰国した卒業生の3人。この3人が所属するゼミやサークルの卒業祝賀会、懇親会に参加した京産大の学生ら23人に感染し、その知人らにも広がっている。

 この38人のほか、京都府は1日、同府井手町で3月23日に開かれた地域活性化の交流会の参加者とその接触者の計2人の感染が確認されたと発表した。

 この交流会にはゼミの卒業祝賀会に参加した京産大の20代の男子学生らが参加。同町職員らが感染しており、新たなクラスターが発生した原因となった。

 一方富山県でも、すでに感染が発表された京産大生と一緒に食事をするなどしていた看護師ら3人の感染が明らかになっている。

4/1(水) 20:07配信
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