【ニューヨーク時事】週末3日のニューヨーク株式相場は、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことを嫌気し、反落して始まった。午後前9時35分現在、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比81.42ドル安の2万1332.02ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同1.61ポイント安の7485.70を付けている。
 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計で、新型コロナウイルスの感染者数は100万人を突破。米国では急速に広がり続けており、感染者数は24万人超に達した。市場では、経済活動の長期化から景気の大幅な落ち込みが懸念され、売りが先行。マイナス圏で小幅な値動きとなっている。
 朝方に米労働省が発表した3月の雇用統計は、非農業部門の就業者数は前月比70万1000人減少だった。新型コロナの影響を完全には反映していないものの、失業率は上昇しており、売りを誘った。

4/3(金) 23:30配信
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